運送業許可 車庫の屋根は必要か

運送業許可の要件として、営業所や車庫の要件がありますが、その中の車庫の要件の中で、車庫に屋根は必要かどうかということですが、車庫に屋根は必要ありません。

もちろん車庫に屋根があってもかまいませんが、建築基準法等に違反していてはいけません。なので青空車庫の場合はそのような規制もありませんので、要件を満たしやすいかと思います。

しかし、青空車庫の場合、例えば雨の日等、車両間のちょっとした雑貨等のカートン物の荷物の積替等でもかなりの気を遣います。そして、平車の場合万が一シートに穴等が空いていて、夜に雨が降り次の日配達先でシートをめくった時に荷物がビショビショだともう取り返しがつきません。私自身も雨の日シートの穴には泣きそうになった経験が何度もありました。笑 その対策としては、シートの補修はもちろん、シートを二重にするなどしてある程度対策はできますが、やはり大事な雨濡れ厳禁の荷物を平車でシートのみで、雨の日一晩置いておくのはかなり気を遣います。

そうすると、建築基準法等の法令の厳守の問題、賃料等の維持コストは青空車庫に比べて上がるかと思いますが、屋根のある車庫(有蓋車庫)の方が安心して、荷物を積んだまま駐車できるかと思います。

しかし、鉄骨等の雨に濡れてもいい荷物を積んでいる場合などは、青空駐車でも問題ないと思いますので個々の主要となる荷物によって車庫を選んだ方がよいかと思います。